女性の乳がん検診、ハードルは「費用」

2009/10/01 04:30

乳がん検診イメージgooリサーチは2009年9月29日、乳がんに関する三菱総合研究所との共同調査結果を発表した。それによると、女性が「乳がん検診を受けやすい、受けに行こうと思う」環境作りには、受診者の費用の問題を解決することが大きな要因であることが分かった。調査母体の7割以上が「価格が安いことが検診のハードルである」と回答している(【発表リリース】)。

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今調査は2009年9月3日から10日までの間にインターネット経由で女性を対象に行われたもので、有効回答数は3万3795人。年齢階層比は30-34歳・35-39歳が20.5%、40-44歳が15.1%、25-29歳が14.4%など。

2008年度に乳がんで亡くなった女性は1万1797人、「日本人女性の20人に1人以上がかかる」と言われている乳がんについて、9割の女性が関心を持つという結果が今調査では出ている。しかしその一方、自己検診をしている人は約4割に過ぎない。また、検診を受けた事のない人は4割近くに達している。

がん治療には早期発見が必要不可欠であることは「乳がん」においても同じ。それではなぜがん検診の受診率が6割程度でしかないのか。受診を妨げている理由について、逆説的に「どのような環境なら受けやすいか」と尋ねたところ、もっとも多い回答は「価格が安い」で4人に3人が同意を示していた。

どのような環境であれば乳がん検診を受けやすい、受けに行こうと感じますか
どのような環境であれば乳がん検診を受けやすい、受けに行こうと感じますか

第二位の「健康保険を使って受けられる」も結局は診断費用に関することにつながる。近所にあること(時間の問題)や、医療スタッフが女性であること(恥ずかしさ)など、他の要因を差し置いてこれらの項目が最上位に来ていることを考えると、「乳がん検診」のさらなる普及を目指すには、何らかの形で診断費用の補助を行う仕組みを考えるべきだろう。

なお費用そのものについては病院や検診セットによって多種多様(高くとも1万円はしないようだ)。自治体によっては条件を満たせば無料かそれに近い額で受けられる制度も用意されている。まずは自治体に問い合わせ、住民へのサービスとして利用できるかどうかを確認するのが得策といえる。


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