【更新】睡眠不足の原因、トップは「仕事上のストレス」

2009/09/19 09:48

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ストレスで眠れないイメージ健康食品や化粧品のマーケティングリサーチをしているヒューマは2009年9月18日、睡眠に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、睡眠不足の原因と感じているもっとも大きな要因は「仕事上の悩み・ストレス」であることが分かった。一日の大半を過ごすことになり、生活の糧を得るためにも必要な仕事に関するストレスだからこそ、言葉通り「夜も眠れない」ほどの負担になっているのだろう([発表リリース])。


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今調査は2009年7月13日から31日までの間、インターネット経由で行われたもので有効回答数は5417人。男女比は1185対4232人。年齢階層比は数字上は非公開だが女性は30代・男性は40代がもっとも多く、平均年齢は男性44.3歳・女性は39.1歳。

なかなか眠れない、眠りの質が浅くて寝ている時間は長いのに眠いなど、睡眠不足に至る直接的な要因はいくつか存在する。その要因を引き起こす原因となるものについて、個々が思い当たる事柄を複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「仕事上の悩み・ストレス」だった。27.5%と、4人に1人以上が「仕事のストレスで寝不足だ」と感じている計算になる。

睡眠不足の原因と思うこと
睡眠不足の原因と思うこと

睡眠不足を引き起こす原因には大きく分けると

・心理的なもの(ストレス、不安)
・外部的、物理的なもの(枕が合わない、パートナーのいびき)
・時間的なもの(夜間勤務、仕事や家事が多忙)
・生活習慣的なもの(深夜にインターネット・テレビを見てしまう、お酒を飲んでしまう)

に分けられる。順位・得票割合を見ると、多くが一番目の「心理的なもの」を起因としていることが分かる。「人は考える葦である」の言葉にもある通り、人間は思考することで人間足り得る以上、心理的なストレスが生じるのは仕方ない、むしろ正常ともいえる。とはいえ、そのストレスが原因で睡眠不足に陥り、体調を崩してしまったのでは身も蓋も無い。

その他の要因、例えば生活習慣的なものならその悪しき習慣を正すことで睡眠不足を解消することは可能だろうが、心理的な原因はその根本となる部分を改善するなり「うまく付き合っていく」しかない。例えば将来への不安を抱えていたからといって、何も考えないようにするのではなく(それではかえって不安は高まるばかり)、積極的な姿勢で不安解消に立ち向かうことで事態の打開は図れるだろう。

もちろん、「ケ・セラ・セラ」の言葉にあるように、「なるようになるさ」という割り切り、不安とのうまい付き合い方を学ぶのも必要ではあるが。


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