宿選び 情報収集 何使う? 雑誌にガイド、それより●●●で

2009/09/15 04:30

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温泉に宿泊イメージマイボイスコムは2009年8月21日、旅館の利用に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体においては宿泊を伴う旅行をする場合、宿泊先を探す情報源としてもっとも多くの人が用いているのは「インターネットの旅行情報サイト、予約サイト」だった。対象者のうち実に8割近くが利用している計算になる。「旅行ガイドブックや雑誌」の利用者は4割に満たず、インターネットが旅行における「お役立ちツール」として重要視されている現状があらためて確認できる結果といえる(【発表リリース】)。


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今調査は2009年8月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3801人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代33%・40代29%・50歳以上20%。

なじみ、あるいは他人の紹介のホテル・旅館があるのならともかく、観光旅行や仕事、その他の理由で旅行に出かける際には、行き先で宿泊するホテルや旅館をあらかじめ探し、予約をしておくことになる。出先で飛び込みで泊まる醍醐味を楽しむという手立てもあるものの、満室で宿泊出来ないリスクを考えれば、予約しておくのが無難。

そこで事前に宿泊先を選ぶ際、どのような情報源を用いるだろうか。調査母体から宿泊を伴う旅行をする人89.3%を抽出し、その人たちに複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は『楽天トラベル』などに代表される「インターネットの旅行情報サイト、予約サイト」で78.6%に達していた。

あなたが旅行で宿泊先を選ぶとき、どのようなところから情報収集をしますか?
あなたが旅行で宿泊先を選ぶとき、どのようなところから情報収集をしますか?

元々インターネット経由の調査という事情もあるが、やはり情報サイトを用いた宿泊先の検索は非常に便利。交通の便はもちろん宿の詳細、周囲の状況(サイトによっては静止画だけでなく動画でも確認可能)、混雑具合、そして気に入った場合にはその場で即予約をすることもできる。中には情報サイト経由で予約をすると、何らかの特典が得られる場合もあり、便利さだけでなくお得感まで得られる優れモノ。

旅行や宿泊の情報収集で
インターネットによるメリットは
検索・比較・最新情報の取得など
多種多様に及ぶ
近い条件の宿を一覧として表示して各項目での比較(産地直送の食材を用いたバイキング料理が用意されている、広い温泉につかることができる、乗馬サービスがあるetc....)も可能なので、自分が重視したい点でベストな条件の宿を選ぶこともできる(※以上の要件はサイトによってサービスに違いがあるのでご注意を)。

第二位にはオーソドックスな「旅行ガイドブック、雑誌」。ネットでの検索と異なり、手軽に確認できるのがポイントだが、情報更新が遅いことや、検索が出来ないなどのデメリットもある。

ガイドブックで宿泊先確認イメージその他各種メディアを用いた「情報収集」の手段がリストアップされているが、トップの「インターネットの旅行情報サイト、予約サイト」以外にもインターネットを用いた方法が上位に複数食い込んでいるのが分かる(棒グラフを薄い赤で着色)。特に公式サイトに該当する「旅館・ホテルのホームページ」とほぼ同列に「インターネットの個人の口コミサイト、ブログ、旅行記等」が並んでいるあたりは、「ネットの口コミパワーの実力」を認識させるデータといえる。

雑誌やテレビにはそれぞれ独特のメリットがあるが、検索や口コミの拡散スピードで考えれば、インターネットほど旅行そのものの計画・宿泊先を探すのに便利なツールは無い。上手にネットを使いこなし、旅行先で快適なひとときを過ごしたいものだ。


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